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社会不安障害(SAD)でなく対人恐怖としての自己臭恐怖

最近日本でも、「人前であがるのが辛い」「人に注目されるのが苦手」といった、アメリカから導入された社会不安障害(SAD)が注目されていますが、SADがアメリカで注目されたのも比較的最近のことです。日本では以前から対人恐怖として研究さてて来ました。その中で社会不安障害(SAD)の診断基準からは外れてしまいますが(重症であるため)、似たものに自己臭恐怖があります。これは自分の体臭が周囲の人たちに不快感を与えていると信じている人たちのことです。この人たちは自分の体臭が相手に気付かれ、嫌われるのを恥ずかしく思い、苦しみます。周囲がなぜ自分の体臭を嫌っているかは、相手の表情、態度からわかると訴えます。例えば、自分がいるとクラスの人が鼻を鳴らす、同じ電車の車両に乗っている人が自分の座っている席から離れていくと訴えます。たいていの場合、体臭のもとは”おなら”、”ガス”と結論づけていることが多いようです。この人たちは、診察室では「自分の"おなら"が特別に臭い。」、「自分から”ガス”が漏れている。」と訴えることが多いです。これらの人達も、本人の確信の度合いによりますが、社会不安障害(SAD)に準じた薬物療法で軽快することがあります。

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