過労による”うつ病”に”抗うつ薬”は役立つか?
当院は横浜駅の近くにあるためか、働き盛りのサラリーマンの方が、男女を問わず多く受診されます。その中で、「会社と合わない。」、「会社の人間関係が悪い。」というものでなく、明らかに働きすぎ(過労)で”うつ状態(うつ病)”になっている方が多く見られます。ひと月の残業時間が約100時間以上で、土日も出勤という状態の方もいます。残業代はついている方が多いですが、ついていない方もいます。毎日、家に帰って寝るだけか徹夜の生活で、やっと取れた休日は、自宅でゴロゴロ寝ている方がほとんどです。そのようになってしまった方に限って、「休む。」あるいは「早く帰宅する。」ことを勧めても、いろいろな事情をあげて、「今はできません。」と答えます。うつ病の治療の基本は”休養”と”薬物療法”と言われていますが、この方たちに、しかたなく抗うつ薬をを処方しますと、意外と楽になる方が多いようです。そして、うつ病のために気弱になっていたのが抗うつ薬で少し改善し、うつ病と診断・告知されたことで”自覚(病識)”が生まれるのでしょうか、上司に訴えて、勤務が“楽になる“様に自分で調節するようになることが見られます。そのような意味で「過労による”うつ病”に”抗うつ薬”は役に立つ。」ようです。
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