過敏性腸症候群と紛らわしい切迫した便意のパニック障害
出勤途中の電車の中で急な腹痛、切迫した便意がおこり、途中下車して何度もトイレで排便を繰り返す人たちがいます。
そのような人たちは過敏性腸症候群と診断されることが多いようです。しかし、、その人たちの中に閉ざされた逃げられない状況で便意を生じる広場恐怖を伴うパニック障害の人たちが紛れ込んでいることがあります。このパニック障害の人たちも電車に乗ると切迫した便意を生じ、トイレに行きたくなります。そして、この人たちに過敏性症候群の薬物療法をしてもあまり効果がありません。中にはよくならないため通院を中断して、あきらめているいるケースも珍しくありません。
このパニック」障害のによる便意の人たちにパニック障害の薬物療法を施行すると、劇的によくなることがあります。通勤だけでなく旅行などで長時間にわたり電車・バスに乗ることができるようになり、大変喜ばれることがあります。この場合に、過敏性腸症候群による便意とパニック障害による便意を鑑別する大切なポイントがあります。それは過敏性腸症候群では強い腹痛を伴う便意であり、パニック障害では腹痛を伴わない、あるいは腹痛というより腹部不快感を伴う便意であることが多いと言うことです。
切迫した便意の消失により、旅行で遠出ができるようになりましたと喜んでいただけることはうれしいものです。
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